ソマリ

ソマリ

 

ソマリはアビシニアンに良く似た猫です。
アビシニアンは元々短毛の猫なのですが、ごくまれに長毛のアビシニアンが生まれることがありました。
その猫がソマリというわけです。
以前は血統管理されていませんでしたが、ソマリの特徴を愛するブリーダーの手によって改良が重ねられ、1978年に「ソマリ」という種類で公認されています。
以前はイギリスでアビシニアンの長毛種として登録されていたのです。
近年では日本での愛好家が増え、ブリーダーの手によって質の良いソマリが作られるようになっています。

 

元々アビシニアンの種類でしたから、性格は長毛種の割には活発です。
賢く、社会性があり、運動量がとても多い猫ですから室内で飼う場合には、運動させるスペースが必要になります。
長毛種ではありますが、その中でも比較的毛は短めで、とても柔らかく密生した毛が特徴的です。
毛の色は少なくても3色あり、多い場合では10色くらいの毛が混じっている事もあります。
首の周りには毛が長くなっており、まるでライオンのたてがみのように胸毛が立派です。
尻尾にも長くてフワフワした毛がありますから、長毛種とは言っても部分的に毛が長い事になります。
とても活発で野性的な印象も持つのですが、ふわふわの毛で覆われており、優しい印象も持っています。
毛が長い種類ですから、日々の手入れが必要で、1日1回程度ブラッシングをして上げましょう。
手入れが少ない方が良い方は、ソマリはあまり向いていないかもしれません。
しかし、ペルシャのように毛が長い猫に比べれば、比較的毛が短い特徴があります。
ソマリはとても賢い猫ですから、人にも良くなつき、人との共同生活でも問題なく生活できます。
社交的で活発ですから、人と良く遊ぶ事が好きで、甘えてくる姿もとても可愛らしいです。